今を生きることはむずかしいことか?
最近、今を生きていると実感したことはありますか?
今生きている人は地球上に数えきれないほどいますが、今「を」生きている人は少ないのではないでしょうか。
古東哲明さんが書かれた「瞬間を生きる哲学」を読み、現代社会で今を生きるむずかしさを改めて認識しました。
人間は、今のところは過去に戻ることも未来に行くこともできません。
つまり、私たちが生きられるのは今このときだけです。
人間は今しか生きることができない一方で、多くの人が「今を生きていない」のはなぜなのでしょうか。
あのときのことを後悔している…
明日のことを思うと不安になる…
多くの人は、今のことではなく、過去や未来のことばかりを考えています。
考えても仕方がないと頭では理解していても、グルグルと考えているうちに今は過去になっていきます。
今を犠牲にして未来のために頑張っている…
なんだか素敵な響きですが、今を犠牲にして勝ち得た未来では、またその先の将来のために生き、今を生きれていないかもしれない。
私たちが生きることができるのは今だけです。
将来のためと犠牲にした今は二度と戻ってきません。
今を生きれているかな。今を楽しめているかな。今に集中できているかな。
自分が生きているのは今なんだということを自覚し、もっともっと今を大切にしたいと思いました。
「今」に集中したら、今より多くのことを感じ、学ぶことができます。
そして、今を充実させることが、未来をより充実させることにつながるでしょう。
未来や過去のことをまったく考えないことは不可能ですし、する必要がありません。
ただ、私が生きているのは今なんだと自覚することが「今を生きる」ことの一歩目となるのではないかと考えます。